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 阪神の糸原健斗内野手(26)と北條史也内野手(24)が23日、来季全試合出場を誓い合った。競争激化する内野手争い。たった一つのレギュラーポジションを勝ち取っていく。
 まずは先輩・糸原が、力強く引っ張る覚悟だ。プロ2年目で果たした全試合出場。次なる目標として、全試合フルイニング出場を見据える。今年は主に二塁を主戦場とし、11失策。「来年は1桁の失策で、1年間終わりたい」。気持ちを切り替え、競争の先にある未来を描いた。
 一方の後輩・北條も、まずは追いつき宣言だ。「糸原さんみたいに、ずっと出られるように頑張ります」。来季はグラブの形も変更しており、守備に対する意気込みも強まるばかりだ。この日、都内のホテルで行われたファンクラブイベント「クリスマスパーティー」に参加した2人は、年齢も近く、とにかく仲良し。「仲良くない。ライバルですもん」と言い張るところも、似たもの同士だった。
 今季は二塁・糸原、遊撃・北條のスタメンで1・2番を組んだ47試合の勝率が・447だった。この2人で、一つでも勝てる試合が増えれば…。北條が「当たり前のゴロを、しっかりアウトにできるように」と言えば、糸原も表情を引き締める。「ピッチャーを助けられるような守りができればいい」。最強の二遊間コンビを結成する。(Vデイリー)













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