「ウエスタン、広島０－２阪神」（１４日、由宇球場）

　阪神２軍は完封勝利した。ドラフト５位・戸井（天理）が七回２死一塁で一走・遠藤の二盗の直後に左線へ適時二塁打を放ち先制。１２日・中日戦（鳴尾浜）でも２点適時二塁打を放っており、２戦連続適時打に。

　「この前のヒットで自分のポイントがつかめた。２ストライクで追い込まれてたので、しっかりポイントを近づけて打つことができました」と話した。

　三回には左前打放った後、プロ入り後初盗塁もマーク。和田２軍監督は「きょうのタイムリーは立派だし、あとは守備を磨いて、きょう初盗塁もしたんで、そっちの方も興味をもっと持ってさらに飛躍してほしいね」と期待を込めた。

　先発の桐敷は、三回まで毎回を三者凡退に抑えるパーフェクト投球。四回２死からこの日初安打を許したが、マクブルームを右飛に。五回の２死満塁のピンチも名原をスライダーで空振り三振に仕留め、切り抜けた。

　１８日のフレッシュオールスター（富山）に出場するため、５回３安打無失点で降板。「全体的にボールも低く集められましたし、相手も初球から振ってきてたのでそこをうまくずらしたりとか、フライにとれたりできたのでよかったと思います」と納得の表情を見せた。

　加治屋は九回に登板。２軍再調整となってから２試合連続で三者凡退に抑える安定感抜群の投球。

　２軍指揮官も「ベンチで見てても要所で高さかコースかってところは間違えないね。そこらへんはさすがだなと改めてきょう感じたね」と称賛した。

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