1


 「NPB AWARDS 2019」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)

 阪神の近本光司外野手(25)が26日、東京都内で行われた「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」に出席し、セ・リーグ新人特別賞、最多盗塁者賞の表彰を受けた。惜しくも新人王受賞こそ逃したが、来季は鳥谷魂を継承してのフルイニング出場を目標に掲げた。

 球界を代表するスターが並ぶ中でも、その存在感は際立っていた。壇上の上でまばゆいスポットライトを浴びた近本。最多盗塁者賞と新人特別賞を手にし「自分のやるべきことはできたと思う」と笑みを浮かべた。

 さらなる高みを目指す。今季は142試合に出場し、セ・リーグ新人最多安打記録を塗り替えるシーズン159安打、リーグトップの36盗塁を記録するなどレギュラーとして奮闘した。だが、背中の張りで途中交代するなど、1年を戦い抜く厳しさを経験。チームの勝利に貢献するためには現状維持ではいけない。究極の目標であるフルイニング出場に意欲を示した。

 「143試合に出ることよりも、143試合フルイニング出場。そういうことをずっと鳥谷さんはしてきたんだなと感じたので。本当にすごいプレーをされてきたなと思いますね」

 来季は鉄人と呼ばれる偉業を目指す。参考にするのが1年間共に戦った鳥谷の姿だ。スタメン、ベンチスタートにかかわらず、全体練習前からグラウンドに出てランニングするなど最善の準備をしていたベテラン。「やっぱりブレないところ。やることをしっかりやるというところが、大事なのかなと思います」とシーズンを戦い抜くための根本を学んだ。

 同じ失敗をしないために対策はとった。19日まで行われていた秋季キャンプでは、シーズン中に張りを感じていた背中を中心に筋力アップを図った。ストレッチなども念入りに行い、柔軟性も高めた。

 もちろん、試合に出るためには結果が求められる。来季の目標盗塁数は40個に設定した。「目の前のことに全力で取り組んでいきたい」。取り組む姿勢は変えず、2年目に臨む。

 来季の目標は明確だ。「2年連続の盗塁王だったり、しっかりチームをリーグ優勝、日本一に引っ張っていけるような仕事をしたい」。05年以来となるリーグ優勝を目指すチーム。近本がフル稼働し、鉄人列伝にも名を刻む。




【ブレないデイリー】今日の一面 近本 来季全試合フルイニング宣言“鳥魂”継承で鉄人に セ新人王逃すも特別賞 記事はコチラ→ https://www.daily.co.jp/tigers/2019/11/27/0012910893.shtml  #タイガース #阪神 pic.twitter.com/ua5LxDKclh



@Daily_Online フルイニングなんかこだわらんでエエのに!


続きを読む