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 (セ・リーグ、阪神8x-4巨人=延長十二回、9回戦、巨人6勝3敗、29日、甲子園)切れるな、入れ! 虎党も矢野監督の思いも乗せたマルテの打球は左翼ポールを巻いた。八回に価値ある同点2ランで試合を振り出しに戻し、ベンチ前で弓を引く決めポーズも飛び出した。動きを拝借したのは母国・ドミニカ共和国のタレントだとか。M砲が最高のスマイルを届けた。

 「ポールが近くて(本塁打の)チャンスはあると思っていました。しっかりと球をみて、コンタクトをしようと思っていました」

 2-4の八回。2死1塁から3番手・沢村の初球143キロ直球を迷いなく振り抜き、左翼席へ5号2ラン。26日のDeNA戦(横浜)に続く自身初の2試合連続弾だ。相手に試合を優位に進められる中、一撃で振り出しに戻し、本塁打の威力、そして醍醐味を存分に見せつけた。

 前回の本塁打を打ったときからベンチ前で始めた決めポーズ。似ているのは世界最速の男、陸上短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)のポーズ?

 「ドミニカ(共和国)の芸人さんがやっているポーズなんだ。みんな、いつもアクティブな気持ちでやれるようにやっています」とニッコリ。明るい性格のドミニカンだが、舞台裏では地道な努力を続けてきた。

 間をとり、体が前に出過ぎるのを防ぐために、マスコットバットの柄の部分を削り、半分ほどの短さの特製バットを自作。練習で取り入れ、打撃フォームの修正を目指してきた。打率・230とまだ数字は物足りないが、ここぞの一発は破壊力抜群。矢野監督も「流れ的には(巨人に)持っていかれているところで、あの1本で一気に追いつけた部分あった。あとの2本のヒットも素晴らしい流れを作ってくれている。文句ないです」とほめちぎった。

 五回に左前打、延長十一回にも左前打で来日初の猛打賞。試合前の円陣では「サア、イコウ!」と声を張り上げ、ナインの士気を盛り上げた。「(ポーズは)続けていきたいですね」。本塁打を放った試合は5戦全勝。勝利のマルテポーズを何度もお披露目し、虎を上昇気流に乗せる。 (新里公章)

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マルテのボルトポーズ https://t.co/rTY5E6cLo6



このポーズをシーズン中にあと30回くらい見たい 阪神・マルテ、起死回生弾!“ボルトポーズ”は「続けていきたい」 - SANSPO.COM  https://www.sanspo.com/baseball/news/20190530/tig19053005030002-n1.html  @sanspocomより


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