阪神の1軍キャンプに参加する若手を中心とした先乗り合同自主トレが29日、沖縄・宜野座の「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」で始まった。左膝手術からの復活を目指す上本博紀内野手(32)は、2月7日に予定されている紅白戦(宜野座)への出場を志願した。
戦えるから、先乗りしてまでここにきた。柔らかい宜野座の日差しよりもっと熱い虎の二遊間戦争。そのスタートラインとなる「2・7」に、けがからの復活を目指す上本が志願した。
「(出るかどうかは)わからないですけど、自分としては出るつもりで沖縄にきている」
昨春は「1番・二塁」で攻守でチームを引っ張ったが、5月5日の中日戦(甲子園)で左膝を負傷。前十字靭帯を損傷していることが判明し、6月に手術を受けた。FA権を行使せずに残留を選択し、リハビリを続けた結果、今月23日に春季キャンプ1軍スタートを勝ち取った。その場で矢野監督は初実戦となる紅白戦を、2月11日から7日に前倒しにしたことも明かしていた。
離脱している間に、二塁には糸原が定着。定位置を奪い返すため「出るつもり」で若手中心の先乗り合同自主トレに参加した。新主将にもなった糸原はすでに早朝練習への参加も明言。鼻息荒いキャプテンに対し、上本も「基本的にはガンガンやっていく」と熱い思いを口にした。
この日はシートノックで糸原とともに二塁に入った後、手術後、初となる屋外フリー打撃へ。サク越えこそなかったものの、60スイングで感触を確かめた。「(まだ)軽くだったから。(気温も高くて)体も動くし、調子に乗りすぎないように」。フル回転したい気持ちを抑えて、アピールの場に向けて着実にコンディションを整える。
「まずは2月1日に向けて、しっかりやっていきたいです」
心も牙も、まだ折れていない。節目の11年目。もう一度、チーム内に自分の居場所を確立する。
戦えるから、先乗りしてまでここにきた。柔らかい宜野座の日差しよりもっと熱い虎の二遊間戦争。そのスタートラインとなる「2・7」に、けがからの復活を目指す上本が志願した。
「(出るかどうかは)わからないですけど、自分としては出るつもりで沖縄にきている」
昨春は「1番・二塁」で攻守でチームを引っ張ったが、5月5日の中日戦(甲子園)で左膝を負傷。前十字靭帯を損傷していることが判明し、6月に手術を受けた。FA権を行使せずに残留を選択し、リハビリを続けた結果、今月23日に春季キャンプ1軍スタートを勝ち取った。その場で矢野監督は初実戦となる紅白戦を、2月11日から7日に前倒しにしたことも明かしていた。
離脱している間に、二塁には糸原が定着。定位置を奪い返すため「出るつもり」で若手中心の先乗り合同自主トレに参加した。新主将にもなった糸原はすでに早朝練習への参加も明言。鼻息荒いキャプテンに対し、上本も「基本的にはガンガンやっていく」と熱い思いを口にした。
この日はシートノックで糸原とともに二塁に入った後、手術後、初となる屋外フリー打撃へ。サク越えこそなかったものの、60スイングで感触を確かめた。「(まだ)軽くだったから。(気温も高くて)体も動くし、調子に乗りすぎないように」。フル回転したい気持ちを抑えて、アピールの場に向けて着実にコンディションを整える。
「まずは2月1日に向けて、しっかりやっていきたいです」
心も牙も、まだ折れていない。節目の11年目。もう一度、チーム内に自分の居場所を確立する。