阪神は25日、兵庫・西宮市の球団事務所で年内業務を終了した。藤原崇起オーナー兼球団社長(68)は仕事納めのあいさつで、16年ぶりのリーグ優勝に向けて球団をあげて、チームを全力サポートしていく考えを明かした。
世界中で新型コロナウイルスの猛威に襲われ、球団としても球界としても大きなダメージを受けた1年。あいさつの冒頭、「今年は本当にコロナということで、今もまた年末年始徹底をという風なことも言われております。先が見えない、これだけいろんなことをしたのに、これだけ我慢したのになかなか先が見えないということが我々が今、一番不安なところではないかと、このように思います」と語り始めた。
球団創設85年で、初めて兼任社長となる同オーナーは所信表明で『現場主義』を強調。その上で「我々の目標はチャンピオンフラッグ。これをみんなで力を合わせて取りに行こう」と16年ぶりのリーグ優勝、36年ぶりの日本一を目標に掲げていた。
「来年また新しい年にチーム一丸となって、頑張ってくれると思いますが、それを支えるのがみなさんであり、我々だということでございます。本当に新しい希望を信じてですね、新年を迎えたいと思いますので、またよろしくお願いをいたします」
積極的に現場に顔を出し、意見をくみ取りながら団結して、打倒・巨人に全力を注ぐ。
コロナ禍の今季、「失ったものが大きいのは確かです。しかし、野球の灯を途絶えさせずに済んだということに、大きな意義があったと考えています」
阪神の藤原オーナー兼球団社長にシーズンを終えての思いを聞きました
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