(セ・リーグ、DeNA2x-1阪神、1回戦、DeNA1勝、1日、横浜)右腕をウズウズさせながらサヨナラの瞬間を見届けた。敗戦直後、暗いムードがただよう横浜スタジアムの駐車場。険しい表情で現れたマテオから全快宣言が飛び出した。
「体は問題ない。あしたは投げられるように準備するだけだ」
前夜3月31日のヤクルト戦(神宮)では同点の九回から登板し、開幕序盤としては異例ともいえる3イニングを任され、61球を投げ抜いた。試合後、香田投手コーチは「あした(1日)とあさって(2日)は投げさせられない」と話していた。
この日は通常通りに試合前練習に参加。グラウンドに出るときに首をコクリとさせるしぐさも見られたが、キャッチボールなどをこなしていた。試合中はブルペンに向かったが、投球練習は行わず、肩を休めた。
だが…。責任感の強い守護神は2日のDeNA戦(横浜)で登板する意欲をみせた。つかの間の休息を経て、戦列復帰へ。頼れる守護神が戻れば、投手陣は百人力だ。 (柏村翔)
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