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 来シーズンへ向けた準備はすでに始まっている。今季のチーム失策数は両リーグ最多の102。久慈内野守備走塁コーチ(50)は、個人の失策数よりも投手陣に与えた負担を重要視すべき問題とした。

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 今季は内野で失策を記録した選手が10人で計70個だった。「選手たちはもちろん、エラーしたくてしようとしているわけではない。エラーすることで失点につながって、先発投手が早めに降板することにもつながってしまう。そういった意味では、ブルペン陣に負担をかけているということを分かってほしい」と内野陣に訴えた。

 西、青柳、高橋遥、ガルシアらは、ゴロを打たせて試合を組み立てる投手。それだけに、失策はリズムを狂わせるだけでなく、球数を増やすなど大きな負担をかけることになった。

 また、失策は投手だけでなく、捕手にも大きな負担を与えているという。「エラーしてなければ、ここでゲームが切れていたんだとか。ピンチでいい打者に回らなかったんじゃないかというのが出てくる。出塁を許すことで、上位打線に回る回数も増やしてしまうからね」と間接的に影響を及ぼしていると続けた。

 明確となった大きな課題。克服に向けて秋季練習、キャンプでは基本を見直した。徹底した反復練習。「大山にしろ北條にしろ、捕った後のスローイング。本人たちもキャンプでは、そこを課題としてやってきた」。連日のように早出特守が行われ、捕球から送球を繰り返した。

 練習にもさまざまな工夫が加えられた。捕球部が平らなトレーニング用グラブを使用しての壁当てや「1つのボールに集中するということで」と27アウトをノーエラーで終了するゲームノック。スローイングの正確性を高めるため、一塁ベースに設置されたネットの枠に投げ入れる練習なども取り入れた。

 コーチが鍛えることができるのは、シーズン終了から秋のキャンプ期間までだが、基礎の形はできた。「ベストを尽くせるように試合前の準備をしっかりできるようにしてあげたい。エラーをした次の試合とか、常に真っ白な状態でプレーボールを迎えられるようにサポートしたい」。本番が始まれば、最高のパフォーマンスが発揮できる手助けをする考えだ。

 「エラーをしたときに投手は『大丈夫、大丈夫』と言ってくれているけど、そこを『ありがとう』と言ってもらえるように」。取り組んできたことの成果が得られるのはシーズン終了時。投手陣から信頼される鉄壁の守備を作り上げていく。




まるで今年からコーチになったような口振りだけど、4年間コーチして来てこうなってしまった反省点とかないのかな? 阪神・久慈照嘉内野守備走塁コーチに聞く 両リーグ最多「102」失策の課題(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191127-00000033-dal-base 



キャンプではそれぞれの課題に向けて練習していましたね。 【コーチに聞く・久慈照嘉内野守備走塁コーチ】投手陣から信頼される鉄壁の守備を  https://www.daily.co.jp/tigers/2019/11/27/0012910885.shtml 



阪神・久慈照嘉内野守備走塁コーチに聞く 両リーグ最多「102」失策の課題(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース 反復練習あるのみ 春のキャンプは実戦形式になってくるけど、サブグランドで特守が待ってるでー  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191127-00000033-dal-base 


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