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 阪神の育成ドラフト1位・片山雄哉捕手(24)=BCL福井=が24日、韓国・ハンファ戦(安芸)に「6番・DH」で出場し、4打数3安打1打点。実戦4試合での打率を・500に乗せ、打てる捕手として猛アピールしている。

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 背番号「122」に送られる拍手が日に日に大きくなる。片山が3試合連続となる3安打とまたも暴れ、実戦打率はついに・500(18打数9安打)に到達した。 

 「今日は今日、昨日は昨日と、良くても悪くても切り替えをしている。昨日打てたから今日も打てるという保証はない」

 1、3打席目に右方向へ快音を残すと、3-1の七回2死一、三塁では効果的な中前適時打で猛打賞を決めた。胸に刻んでいたのは新井2軍打撃コーチから教わったという「調子がいいときこそ謙虚に。悪いときこそ大胆に」の心構え。試合のなかでも冷静に、謙虚になってバットを振った。

 さらに五回からはDHを外れてマスクを被り、六回に一塁走者をけん制死させた。八回1死一、三塁では二盗阻止した。

 「打てるだけでは捕手は成り立たない。肩がある、と見せられれば投手からの信頼にもつながる」

 平田2軍監督は「フットワークなんか、初日のシートノックと比べたらすごい成長だよ」とベタ褒め。

 「いままでやってきたことをやり続けることが大事。けがすることなく、やりきると決めたことをやりきりたい」

 キャンプも残り3日。色めき立つことなく、謙虚にアピールを続ける。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190224-00000604-sanspo-base

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