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 「巨人7-6阪神」(16日、東京ドーム)

 前夜自力優勝の可能性が消滅した阪神が連敗を喫し、今季の巨人戦カード勝ち越しが消滅した。13年連続の巨人戦カード勝ち越しなしが確定した。

 また、東京ドームでは今季開幕から8連敗。12年以来、8年ぶりとなる東京ドーム8連敗(2分けを挟む)で、開幕からの巨人本拠地連敗記録で数えると、63年の9戦9敗以来となってしまった。

 序盤から主導権を握られた。先発の青柳が二回に田中俊に先制の右越えソロを浴びて以降、ピリッとしない。四回にも田中俊に二塁打を浴びた後に、立岡に中前適時打とされると、五回は若林に安打を許したところで降板。4回0/3を投げ、5失点と先発の役目を果たすことができなかった。

 2番手・桑原も田中俊に左前適時打、立岡に3ランを打たれ、五回終了時点で0-7。中盤で大差が付いた。

 打線も田口を全く打ち崩せない。初回、先頭の近本が右前打で出塁したが、後続が続かず。以降は出塁すらできない展開が続き、ベンチの矢野監督も次第に表情が曇る。二回から七回まではすべて3者凡退。チャンスらしいチャンスを作ることができず、回が進んでいくだけに苦しい攻撃が続いた。

 意地を見せたのは八回だった。1死から大山が左前打で出塁、そしてボーアが死球でようやく得点圏に走者を進めた。陽川も左前打で続き満塁のチャンスとなった。ここで中谷が左越えの2点適時二塁打を放ち、ついに得点を奪い、木浪にも2点二塁打が生まれ、3点差に詰めた。

 九回も1死一塁から大山が巨人・デラロサから左翼スタンドに痛烈な19号2ラン。1点差に迫ったが、5番手・中川に最後は抑えられた。

 負の連鎖を断ち切るしか、奇跡の逆転優勝への道はない。17日の先発投手はエースの西勇。やられっぱなしでは終われない。終盤ではあるが、見せた反撃を東京ドーム9連敗阻止につなげたい。




巨人7 - 6阪神 [負]青柳6勝5敗0S [ホームラン]大山ツーラン19号  http://score.hanshintigers.jp/game/score/table/table20200916.html  pic.twitter.com/LB93CNBGhg



@TigersDreamlink 単純に見れば、桑原への継投が無ければ結果は解らんかったみたいな試合やけどね。 。 なんであのピンチでKOされた青柳に、1番似たタイプの桑原に繋いだのか? 矢野さんの、負のマジック?


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