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新型コロナウイルスに感染し、4月24日に退院した元阪神ヘッドコーチの片岡篤史氏(50)が1日、ニッポン放送のラジオ番組「フライデーナイタースペシャル」に電話出演した。17日間にわたる闘病生活を激白。「このまま帰れないようなことがあれば…」と死の恐怖も感じたという。未知のウイルスと闘っての生還に、「自分は大丈夫という気持ちは捨ててほしい」と呼び掛けた。

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番組の冒頭、片岡氏は電話越しに「どうぞよろしくお願いします」と力強い声を響かせた。新型コロナウイルスに感染したが、劇的な回復で生還。17日間にわたる闘病で感じた「死」の恐怖を語った。

片岡氏 志村けんさんの例がありましたので、もしこのまま帰れないようなことがあれば…と、悪いことは考えました。このままそうなっちゃうんじゃないかと。そういう恐怖感は2、3日ありました。

初めて病院を訪れたのは4月7日。多少の息苦しさはあったが、体は元気だった。8日に入院。最も苦しさを感じたのはその直後だったという。

片岡氏 入院して翌日から、すごく息苦しさもせきもキツくなってきた。怖かったのは、血液の数値が悪くなってきたこと。コロナで急に悪くなったりすることがあるのは、予備知識であったので、それが一番怖かったです。

酸素を送るチューブを鼻に装着。寝た状態から座る姿勢に移ると胸が圧迫され、「座るのが怖かった」時もあったという。

状態の悪化後は治療薬として効果が期待される「アビガン」を投与。熱は徐々に下がっていった。

片岡氏 食事が取れないので、どんどんコロナに負けて盛り返す体力もなくなっていたと思うけど、アビガンが効いたなと、今振り返れば感じます。

24日に退院。現在は自宅療養中だが、食事も取れており「元気です」と話した。17日間サポートしてくれた医療従事者に向け「本当に感謝しています」と力を込めた。最後はみんなに呼び掛けるように結んだ。

片岡氏 コロナにかかった私が言うのもなんですが、自分だけは大丈夫とかいう気持ちは一切捨てて、いつかかってもおかしくないということをいつも頭に置きながら生活してください。【只松憲】

<片岡氏の新型コロナ感染>

◆4月14日 新型コロナウイルスへの感染を、自身のYouTube「片岡篤史チャンネル」で公表。鼻にチューブをつけ、ベッドに横たわる姿で動画を投稿。自ら語り、8日から入院していると明かした。

◆15日 PL学園の後輩の福留が「早く回復されて、また元気な姿を見られるというのを、本当に心から願ってます」と話した。ほかにも広島佐々岡監督ら、球界からエールが続々。

◆17日 親交があり、横浜(現DeNA)などで活躍した高木豊氏がツイッターで、片岡氏が快方に向かっていることを報告。点滴が外れ、食事もできていると朗報を届けた。

◆24日 自身のYouTubeチャンネルで退院を報告。病室で白い病衣姿で関係者へお礼を述べ「どこで感染するか分かりません。皆様できるだけ外出を控えてください」と訴えた。




コロナウイルス感染経験者として、アビガンの効果や副作用…院内の様子やウイルスの脅威など今本当に大切なことを語ります。 元阪神タイガース片岡篤史さんが コロナに感染された体験から大切なお話をしています コロナは本当に怖いです ぜひこの動画を見て下さい  https://youtu.be/rFxT_xf5Zwo  @YouTube



片岡さんの動画は、薬を飲んで楽になった時だったとは、改めてコロナの恐ろしさを感じた。 片岡篤史氏 コロナ闘病語る「高熱と…咳が出るのが怖い」 現在は1人で生活「すごく体力落ちた」  https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20200501_0183/ 


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