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 不屈の闘志でグラウンドに立ち続けてきた男にとって、「連続」とは何なのか。阪神・鳥谷敬内野手(38)に私自身の思いの丈をぶつけると、真っすぐに目を見て、積み重ねてきた価値観を教えてくれた。

 「幼いときからの親の教えが『自分で決めたことは最後までやり通しなさい』だった。(プロになって)生活や家族がかかっているし、読む本、取る食事、全てが野球につながっている。試合に出ることこそが、自分の価値と思ってやってきたからね」

 プロ野球歴代2位の1939試合連続出場。遊撃手として歴代最長となる667試合連続フルイニング出場などいくつもの連続記録を持っている。鼻骨を骨折した翌日に、フェースガードをつけてでも出場したことは有名な語り草だ。それだけに「連続」が終わってしまった瞬間を、こう振り返る。

 「いい意味なのか悪い意味なのか、ふと力が抜けるというか。(確かに)感情の揺らぎもあったんだけど、今までの監督たちに感謝したい」

 私も、ロックバンド『UVERworld』のボーカル、TAKUYA∞(39)が毎日10キロ走っている影響を受け、連続で走り続けてきょう29日が1430日目。14825キロを積み重ねてきた。2017年2月に直接、TAKUYA∞と言葉を交わす機会をいただいたことから、ありがたいことにランと人間性を認めていただき、ファンだった私はTAKUYA∞が作ったランニンググループ『PRIDE RUN』に昨年末に加入した。ともに心と体を走らせる仲間と、連続10キロランで憧れにまでたどり着けることを証明してきたつもりだ。

 今は、今年の12月20日に10キロの自己最速記録(35分15秒)を更新し、それを集大成とする覚悟で走っている。今月中旬からランに対して明確な「終わり」を意識し始めたとき、鳥谷の価値観が知りたくなった。社会的価値はない上に己の意志だけで続けられる私と、選手である以上、監督が決定権を持っている鳥谷とでは意味も価値も全く違う。それでも鳥谷は私の思いに耳を傾け、本当にありがたい言葉を頂戴した。

 「自分で〝終わり〟を決められることに感謝して、残りの期間を走ればいいんじゃないかな? それは本当に幸せなことだと思う。それだけの仲間もいるんでしょ?」

 12月20日から、もう1年走り続ければ1940日になる。数字だけでもと思うほど鳥谷の言葉は説得力と愛情にあふれ、私の心を突き動かしてくれた。ランを通して得た全てと、20人の仲間への感謝を胸に、理想の自分にトドメを刺したいと思う。祈りを込めて。(竹村岳)





阪神・鳥谷にとって「連続」とは何なのか-積み重ねてきた価値観(サンケイスポーツ) まだ記事読んでへんけど、フォアボール選ぶ事ちゃうんかな🤔✨ #阪神タイガース  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00000526-sanspo-base 



鳥谷に大事なのは今日も結果出す事‼️今永相手に2試合連続で結果出せばショートでソラーテを使う言い訳できなくなるからね‼️ 上ぽんとの2遊間楽しみだけど今日は真っ直ぐ帰れない😓 スポナビとTwitterでチェックしよ…



1塁への送球練習する鳥谷敬さん ベンチに戻る前に帽子をとって 「あざーした」 https://t.co/Tb6Kq0Nq3w


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