とらほー速報

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    100敗ペース

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     ◇セ・リーグ 阪神2-4中日(2020年7月2日 ナゴヤD)

     9回表、阪神最後の攻撃には闘志が見えた。いや、あれは怒りではなかったか。何に怒っていたのか。打てないのも、勝てないのも、誰が悪いわけでもない。自分なのだ。ふがいない自分へ、そして自分たちチームへの怒りが表に出たのだ。

     先発メンバーから外れた糸原健斗は粘って四球を奪い、福留孝介は151キロをはじき返した。笑顔なき代打2人の出塁には、まさに怒りがこもっていた。

     確かに、目指した「楽しむ」姿ではないかもしれない。しかし、これが本当の姿である。

     野村克也が<人間は窮地に追い込まれるほど本性が現れる>と書いている。その名も『弱者が勝者となるために――ノムダス』(ニッポン放送プロジェクト)という著書である。悔しく、情けなくてならないが、今や「弱者」と認めざるをえない自分たちに必要なことは何なのか。

     野村は「何くそ」という「憤怒の力」だと語っていた。つまり、怒りのパワーである。

     糸原、福留で2点差の無死一、二塁となった。同点の走者が出て、作戦は送りバント。近本光司はそのバントを続けてファウルで失敗し、最後はバスターで凡飛を打ち上げた。バットを投げつけんばかりに悔しがる姿に見えたのも怒りである。

     続く、上本博紀が低め変化球を拾った巧打が好守備にあい、併殺で試合は終わった。野村の先の書には<最後の打者となった時、本性が見える>とある。上本はこれ以上ないという力走も及ばず、両手をひざについた。あの怒りに似た無念さが本性ならば、阪神はまだ大丈夫である。

     敗戦後のベンチ。好機の凡打を繰り返したジェフリー・マルテと敗戦投手となったオネルキ・ガルシアが座り込んでいた。4番打者と先発投手は投打の敗因だが、彼らもまた自分への怒りを静めようと、肩をたたき合っていたのだろう。

     2勝10敗。120試合の10分の1だから、確かに100敗ペースだ。セ・リーグの借金はすべて抱え込む“1弱”状況である。どん底も極まったが、選手たちが発した怒りに希望を見たい。

     闘将と呼ばれた星野仙一もよく、怒りを反発力に換えていた。著書『改訂版 星野流』(世界文化社)で<ガックリするよりカッカする>と打ち明けている。<基本的に悔しがらんやつ、怒らんやつは絶対に駄目だ>と闘志の問題をあげている。

     <ガックリくると、やる気も何も、思考力すら一瞬になくしてしてしまう。(中略)一番恐ろしいのはガックリしてしまうことなので「ガックリするよりカッカしろ」と自分に対してはいつもそう思っている>。

     怒りを主張した野村や星野の下で選手としてつかえた現監督・矢野燿大は反骨心の塊だった。「暗黒時代」と呼ばれた野村阪神時代に捕手として鍛えられた。星野が来ると叱られ役となって奮起し、優勝の感激を味わった。野村、星野とスタイルは異なるが、矢野の反骨心もまた、怒りの力だと言えるだろう。

     監督も選手も、コーチもスタッフも、フロントも……チームにたまりにたまった怒りのマグマがいつか噴火し、反攻の時は来る。そう思える敗戦だったと記しておく。=敬称略=(編集委員)




    【内田雅也の追球】「怒り」に希望を見る 100敗ペースまで落ちた阪神に必要な心 #hanshin #hanshintigers #npb  https://news.yahoo.co.jp/articles/6eb3f161bd5a322637b24050f1c8eb0440775148 



    @sn_baseball_jp @318kj89ki 私も近元がバットを叩きつけるところを見て暗いトンネルから抜け出せそうな気配を感じました🐯



    @sn_baseball_jp この記事には共感した


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     「中日4-2阪神」(2日、ナゴヤドーム)

     阪神は6安打と打線が振るわず、今季2度目の同一カード3連敗で、今季ワーストの4連敗を喫した。

     就任後では最多の借金8。矢野監督は「一番苦しいのは、打線が点を取れないっていう。いまの現状の一番打開していかないといけないところかな」と振り返った。

     2番起用の上本が適時打を放ったが、7、8番で起用した高山と北條は無安打に終わった。「打順変えようにも、なかなか難しいなと思うし。きょうみたいな、起爆剤的になってもらえたらなというところで起用した選手たちが頑張ってくれるというのがあれば」とした。

     初回にビシエドが3ランを打った中日に対し、五回は好機でマルテが凡退。つながりが生まれず、「向こうがビシエドが打って、うちもチャンスで回ってマルテが打てないというのはポイントになるけど、誰かというよりチーム全体の問題なんで。俺も含めてね、もちろん。前を向いて、やるしかないと思っています」と語った。

     ヤクルトが勝ったため、セ・リーグの借金も丸抱えとなった。阪神は開幕から巨人、ヤクルト、DeNA、中日と戦って2勝。球団史上最速となる12試合での10敗目を喫し、シーズン100敗ペースとなってしまった。




    きたきた 阪神・矢野監督「誰かというよりチーム全体の問題」打線低迷で100敗ペース…(デイリースポーツ)  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200702-00000139-dal-base 



    阪神・矢野監督「誰かというよりチーム全体の問題」打線低迷で100敗ペース…(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/5ac611653281424762359e9f30019739fcfa0315  今年は120試合だから、2勝10敗でちょうどシーズン100敗ペースなのね。


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