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 阪神が“日替わりクローザー”で緊急事態を乗り切る方針であることが13日、明らかになった。右肩のコンディショニング不良により、藤川が12日に出場選手登録抹消。絶対的守護神を欠く中で、ロベルト・スアレス投手(29)、岩崎優投手(29)の2人をWストッパーに据え、伊藤和雄投手(30)、馬場皐輔投手(25)ら好調な中継ぎ陣で『勝利の方程式』を再編する。

 藤川球児の登録抹消という衝撃的なニュースが試合前に発表された12日のDeNA戦。8回0封の熱投を演じた岩貞の後を継ぎ、試合を締めたのはスアレスだった。

 助っ人右腕は1点を失いながらも、4年ぶりとなる移籍後初セーブをマーク。その起用について、矢野燿大監督(51)は「(抑えの)経験とボールに力があるので任せました」と試合後に明かした。

 だが、今後もクローザー=スアレスで決定というわけではないようだ。指揮官は13日、「ちょっとまだ確定とまではいかないけど…その時の状況に応じた感じで。やる側は大変なんだけど、(伊藤)和雄とか、馬場とかを入れていきながら、優(岩崎)はもちろんいるし、そういうメンバーをどうやりくりしていくか」と説明した。

 この日、甲子園の室内で行われた投手指名練習に参加した福原投手コーチが補足する。「登板は連投とかで変わってくると思いますけど、基本的にはそんな感じになるのかなと思います」とスアレス、岩崎の“Wストッパー”構想を認め、そこにつなぐセットアッパーについては「調子のいい選手を使っていきたい」と話す。

 今季初登板となった6月27日のDeNA戦で9年目にして初勝利を挙げた伊藤和は、4試合に登板して3回1/3を1失点と好調をキープ。また、馬場は同30日に1軍昇格後、同じく4試合3回1/3を無失点に抑えている。

 「和雄もファームでは抑えの経験も十二分にあるし、気持ちも据わっている。馬場も生きの良さっていうか、2年間悔しい思いをした分、そういう思いが出てる」と矢野監督。『苦労人』と『17年度ドラ1』の好調2人をセットアッパーとして、勝利の方程式へと組み込み、Wストッパーへとつないでいく考えだ。

 左ふくらはぎの張りが長引くマルテも登録抹消され、空いた外国人枠にはロングリリーフ候補としてガンケルを昇格させた。3カード連続勝ち越しの逆襲ムードはしぼませない。絶対的守護神である球児を欠く緊急事態。残された人員で乗り切ってみせる。




【ブレないデイリー】今日の一面 阪神、スアレス&岩崎がW守護神 勝利の方程式再編!セットアッパーは伊藤和&馬場 記事はコチラ→ https://www.daily.co.jp/tigers/2020/07/14/0013507174.shtml  #タイガース #阪神 pic.twitter.com/8ajq1hCRyy



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