阪神の優勝を願い、マジックボードの下で六甲おろしを合唱し、ジェット風船を飛ばすファンら＝２３日午前、尼崎市神田中通３（撮影・三津山朋彦）

　プロ野球開幕を２日後に控えた２３日、阪神タイガースの１１年ぶりのリーグ優勝と日本一を願い、「日本一早いマジック点灯式」が兵庫県尼崎市の尼崎中央三丁目商店街で催された。野球賭博や現金授受などの暗い話題も吹き飛ばそうと、熱心な虎ファン約１５０人が歓声を上げた。

　全公式戦と同数の“優勝マジック”をボードに掲げ、シーズンが進むにつれて数字を減らしていく同商店街の恒例イベント。

　アーケードからつり下げた鳥居の下で、近くの尼崎えびす神社の太田垣亘世（のぶよ）宮司が優勝を祈念。名誉応援団長のプロレスラー空牙（クーガー）さんがマジック「１４３」と書かれたボードを掲げ、六甲おろしの合唱とジェット風船を飛ばして盛り上げた。