めちゃめちゃ打つやん！　
阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手（２８）＝韓国ハンファ＝が１２日、紅白戦に紅組の「４番・ＤＨ」で先発出場。
二回の第１打席で２試合連発となるソロを放った。実戦３試合で早くも２発。シーズン９５本塁打ペースに金本知憲監督（４９）も大喜び。
極上トロ（闘牛）のバットが止まらない！！
今年の宜野座キャンプはロサリオのためにあるのか－。元朝日放送の名アナウンサー、植草貞夫さんの言い回しを思わず拝借したくなる。
バットを振ればアーチが描かれる。こんな簡単にホームランが出ていいものなのか！
「まだまだ、始まったばかりだ。みんなにチャンスがあると思うし、たまたまだと思うよ」
日本の配球を覚えさせるため「バッテリーは抑えてほしい」と指令を出していた金本監督もうなるしかない。
「いい時期、悪い時期はあるだろうけど、打つに越したことがない。ひと振り一発、というのが大事ですわね」
球場を離れる際、帰りのタクシーが一緒になった糸井に「イイネ」と声をかけられると日本語で「イイネ」と返した。
そして、ニックネームでもある闘牛のイラストがプリントされたＴシャツをきていた。
どんな球種でも、どんなコースでも突進して、つかまえ、ぶっ飛ばす。まさに闘牛パワーが、シーズンを待たず、宜野座で全開だ。
「いいことは、続けていきたいね」
９５発ペース男が髭をなでる。出てくる投手を次々とＫＯする。こんな主砲を待っていた。１３年ぶりとなる優勝、間違いなしや！



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