（セ・リーグ、ＤｅＮＡ１０－０広島、５回戦、広島３勝２敗、２０日、横浜）
惨敗のなか、偉業達成にまた一歩前進した。２試合連続で４番に座った広島・新井は、０－３の六回二でモスコーソのシュートに食らいつき、中前打。
左翼席の鯉党がカウントダウンするなか通算２０００安打に、あと６本と迫った。

「何もない。何もない」

帰りのバスに向かう途中、厳しい表情を崩さなかった。チームは今季ワーストタイの５安打で、初の完封負け。
先発・モスコーソの前に７回散発４安打で攻略のきっかけさえつかめぬ敗戦だっただけに表情は晴れない。
緒方監督も「粘って投げられてしまった」と打線の低調ぶりを嘆いた。

２０００安打について試合前は「全然意識していない。気にならない。
あと３本とかじゃないと意識はしない」と無関心を強調した。

ルナが右太もも裏を痛めて不在のなか、代役の４番として打線を引っ張る。
その責任を果たすことで、新井の頭のなかはいっぱいだ。

チームは２１日は移動日で、２２日から阪神と３連戦（マツダ）に挑む。
２０１４年まで７年間、タテジマのユニホームで汗を流した。
しかも、今季の指揮官は若いころから敬愛してやまない金本監督。
２００８年に２０００安打を達成している（ちなみに新井はその試合で１０００安打）大先輩の前で到達となれば…。

「また、あさって（２２日）に向けてしっかりとやっていくだけ」

短い言葉に力を込めた。チームを勝利に導くために打つ。その結果として大記録も達成だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000031-sanspo-base
サンケイスポーツ 4月21日(木)7時0分配信





カープ新井貴浩の第１号３ランホームラン！2000本まであと16本！