阪神上本博紀内野手(32)は依然、今季初取得する見込みの国内フリーエージェント(FA)権を行使する可能性を残している。球団は2~3年の複数年契約を用意し、シーズン中から残留交渉を複数回続けている。10月16日には矢野新監督から直々に残留要請も受けた。
ただ、上本には入団から10年間育ててもらった球団への感謝の思いが強い一方で、他球団の評価を聞いてみたいという気持ちもあるもよう。

権利を行使するか否か、まだ結論は出ていない。上本は今季5月の試合中に左膝を負傷し、「左膝前十字靱帯(じんたい)の再建術」を受けた。6月以降は地道にリハビリを続け、すでに鳴尾浜で二塁ノックや打撃練習を再開している。本人は「焦らずゆっくり考えたい」という姿勢を貫いており、FA申請期間ギリギリまで交渉が長期化する可能性が高くなった。

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