阪神からドラフト1位指名された近本光司外野手(24=大阪ガス)の背番号が「5」に内定したことが25日、わかった。12月に行われる新入団発表でお披露目となる。球団関係者が明かした。
「まだ正式ではないですが、背番号5で調整しています。(期待の表れか?)もちろん、そうです」 新人選手に一桁番号を用意するのは期待が大きいからに他ならない。直近の阪神新人選手の一桁番号は新人王を獲った高山が「9」、来季も4番候補に挙がる大山が「3」を付けている。北條の「2」、熊谷の「4」など限られた選手だけだ。

7月の都市対抗で橋戸賞(最優秀選手賞)に輝くなど俊足巧打の社会人No.1外野手の近本にも十分にその資格はある。矢野監督も即戦力として1年目から計算に入れている。

「タイプ的には1、2番のように思う。(守備位置は)センターになると思う。新人王を目指してほしい」 猛虎で背番号5の代表格といえば新庄剛志の名前が真っ先に浮かぶ。同じ外野手で華やかなプレーがファンを魅了した。西岡剛、浜中治(現打撃コーチ)、ゴメス…。間違いなく主力選手に与えられる番号だ。

「社会人を獲るということは、ある程度使えると思って指名しているから見てみたい。初めに自分の目で、どれぐらいの力量なのか見てみたいというのが正直なところ」 秋季キャンプが終わった時点で、矢野監督が来春キャンプでの1軍スタートの方針を明言。

8番の福留、7番の糸井ら実績あるベテランにぶつけてみる。9番の高山などとも競わせてみる。どこまでの可能性があるのか…。背番号5には、外野手争いを激しくかき回してほしい。


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