来季プロ3年目を迎える阪神・糸原健斗内野手(26)の主将就任が決まった。

25日に甲子園で取材に応じた糸原は「まさか自分が、という感じ。まずはレギュラーとして出て、キャプテンとしてもチームを盛り上げられればいい」。ここ2年間は福留孝介外野手(41)が務めており、一気に若返ることになるが、矢野監督が「健斗(糸原)にいい意味のプレッシャーを。後ろにはみんなが付いてくれているから」と背中を押した。

今季は主に二塁手として全試合に出場し打率・286、1本塁打、35打点。低迷する若手野手陣の中で唯一、安定した成績を残した。

島根・開星高時代の恩師(監督)で“やくざ監督”の異名を取る現教育評論家、野々村直通氏(66)はこの日の午後、糸原本人から「今年初めて」電話があり、報告を受けた。野々村氏からは「プロは自分が一番だけど、キャプテンになれたのは周りの評価あってこそ。やりがいを持って取り組めよ」と声をかけたという。 身長175センチ、78キロと小柄な糸原に、野々村氏は「小さい子供たちに勇気を与えられる選手を目指せ」とハッパをかけてきた。

「人気と伝統を兼ね備えたタイガースでキャプテンでしょ。ここまで成長できたのは努力、練習だけじゃない。あの体を超越したプロ野球選手としての魂をしっかり持った子だから指名されたと思う」とたたえる。

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