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糸原健斗の記録への挑戦は始まったばかりだ。今季チームで唯一の全試合出場を果たした。1年前は終盤に故障で離脱しただけに、その姿勢は執念を感じさせるものだった。

プロ2年目の開幕は、遊撃のポジションに就いたが、早い段階で三塁に回った。5月下旬からは上本のケガもあり完全に二塁に定着し、最後まで明け渡すことはなかった。

プロ入りから目をかけられた金本監督は、連続試合フルイニング出場(1482)の記録保持者として知られている。まだ遠い道程とはいえ、目標の人でもある。

「でも、自分ではまだレギュラーと思っていない。下手くそだし、これからも競争です。まずはレギュラーをとりたい」 今シーズンは143試合出場で打率.286の成績を残した。猛打賞13回、ヒットが連続して出ないのは3試合が最長で、ほぼ毎試合にヒットを放った。

シーズン中盤から「一番」だった糸原は「来年は盗塁も増やしたい」と自らの立場を冷静に分析していた。今季6盗塁からの倍増計画だ。

来季からのキャプテンの指名も受けた。「まずは自分がしっかりしないといけない」とゲームに出続けることでチームをけん引する覚悟で出来ている。

全試合フルイニング出場についても「野球人としての目標」といって、今オフはさらに体を鍛え上げながら、来春キャンプに備えるつもりだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181209-00000008-baseballo-base










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