2

 “死球王”も大歓迎! 阪神・原口文仁捕手(26)が23日、故郷の埼玉・寄居町で野球教室を行い、小学生投手からまさかの死球を受けた。代打で活躍した今季は124打席ながら5死球。それでも「当たる球には当たっておけばいい」と、来季も逃げずに打席に立つ覚悟だ。

 来季も「ドンと来い」だ。球界屈指の“恐ろしいペース”で当たり続けても、小学生にボコッ! とぶつけられても、原口は何も変えず内角球に踏み込み続ける。

 「当たる球には当たっておけばいい。(内角に)投げてきたら打つしかない。それだけ。いい当たりをしようとするとおかしくなるので。詰まってもヒットならオッケー。それが理想ですね」

 もちろん無事だったが、まさかこんなところでも死球とは-。子供たちの祈りで前日までの雨はやんだ。美しい山々に囲まれたグラウンドに少年少女の元気な声が響いたが、一瞬だけ原口の「あーっ!」という悲鳴が町を貫いた。野球教室の終盤。投手役のちびっ子との真剣勝負で打席に入った背番号「94」のお尻に、少年が投じたボールが直撃したのだ。

 頭角を現した2016年から、死球にはつきまとわれてきた。NPB歴代最多の196死球を浴びた、あの清原和博氏が通算で「48・1打席に1死球」ペースだったのに対し原口は通算で「28・2打席に1死球」。今季は代打で124打席と少なかったにも関わらず、「24・8打席に1死球」で福留と並ぶ5死球。厳しい内角攻めを避けきれず、シーズン終盤の左手骨折につながったこともあった。
https://www.sanspo.com/baseball/news/20181224/tig18122405030008-n1.html






















111