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 阪神・西勇輝投手(28)のFA移籍に伴う人的補償としてオリックスに加入した竹安大知投手(24)が7日、大阪市内の球団施設で入団会見を行った。西が背負っていた「21番」のユニホームに袖を通した竹安は、虎狩りを宣言。古巣との対決に闘志を燃やした。

 タテジマから猛牛戦士の戦闘服に着替え、身も心もオリックスの一員となった。お世話になった古巣はもはや、倒すべき相手。竹安がメラメラと闘志を燃やした。

 「インコースをどんどん投げて、強気に投げていきたい。(打者は)特に誰かじゃなく、チーム全体。阪神タイガースを抑えたいです」

 阪神への思いを問われ、正々堂々、挑戦状をたたきつけた。今季の阪神戦は、オープン戦は3月22日からの3連戦(京セラ)、交流戦は6月14日からの3連戦(同)が予定されている。2016年にドラフト3位で入団後、3年間過ごしたチーム。愛着もあるが、いまは「オリックスでがんばるぞ、という気持ち」と吹っ切れた。

 “恩返し”の気持ちもある。移籍に関してチームメートや関係者らから様々な言葉をかけられ、矢野監督からは「チャンスだからがんばれ」とエール。「矢野さんも(現役時代)トレードで『悔しい思いをした』と。反骨心じゃないですけど、悔しい思いをバネにしてがんばりたい」。中日からトレード移籍した先の阪神で、2度のリーグ優勝に貢献と輝いた矢野監督のような活躍を誓った。

 オリックスには同じように人的補償で阪神から移籍した金田や、昨季加入した岩本と元虎戦士がいる。また、伊東商高時代の監督だった増井裕哉氏は、守護神・増井の弟。「まさか一緒になるとは思ってなかった」と驚きつつ、「開幕ローテーションは目指すべきところ。キャンプからアピールが必要なので、第1クールから自分の球でアピールしていきたい」と力を込めた。

 チームの先発陣は全員競争。必ず割っては入り、古巣斬りを達成する。 (西垣戸理大)

★交流戦日程

 セパ交流戦は1カード3連戦の6カード、計18試合を3週間の日程で行う。今季は6月4日に開幕。隔年でホームとビジターを入れ替える。オリックス-阪神は今季は、オリックスの本拠地・京セラドームで6月14日から行われる。

竹安 大知(たけやす・だいち)

 1994(平成6)年9月27日生まれ、24歳。静岡・伊東市出身。小1から野球を始め、二松学舎大付高を中退し、伊東商高へ。社会人の熊本ゴールデンラークスに入社し、2年目の2014年にホンダ熊本の補強選手として都市対抗野球に出場した。16年ドラフト3位で阪神入団。17年、10月5日の中日戦(甲子園)に救援でプロ初登板初勝利を挙げた。昨季は2試合に登板、0勝0敗、防御率2・25。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。年俸900万円。背番号「21」
http://news.livedoor.com/article/detail/15840779/












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