「阪神-巨人」(8日、甲子園球場)
阪神先発・西は6回6安打3失点。リードを許した状況での降板となり、登板8試合連続、約2カ月間も勝ち星なしとなった。
悔やまれるのは1点リードの五回。1死一塁から打席に投手・菅野を迎えると、2ストライクから投じた3球目の直球が失投となった。外角に構えた捕手・坂本のミットをよそに甘く入ったボールを捉えられた打球は、中堅・近本の頭上を越える同点二塁打。2-2の同点で迎えた六回は、この回先頭の大城に右翼への勝ち越しソロを被弾。ぼうぜんと打球の行方へ視線を送った。
先制されたのは初回。2死から丸、岡本に連続四球を与え一、二塁のピンチを招くと大城に二遊間を破られる先制タイムリーを許した。
西の巨人戦通算成績はこの日の試合前まで5戦3敗。菅野とは初めてのマッチアップだった。1学年先輩の菅野とは4年前のオフからハワイで合同自主トレを行っている仲で、“師弟対決”となったマウンドだった。
この日の試合前まで西は今季14試合で3勝7敗ながら防御率2・77の安定感。ただ、5月10日・中日戦で今季3勝目を挙げてから白星に見放されている。
この日は、7日の広島戦で左手首付近を痛めた梅野に代わりスタメンマスクをかぶった坂本との初バッテリー。三回1死一、二塁から岡本を遊直に打ち取り、前半戦の目標に設定していた投球回100回に到達。ただ、首位・巨人を相手に悔いを残す内容となった。
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