◇セ・リーグ 阪神4-3ヤクルト(2019年7月20日 甲子園)
勝利の流れを呼び込む価値ある犠打だった。同点で迎えた9回無死二塁。阪神・矢野監督が「ちょっと(作戦は)迷ったけどな」と振り返った送りバントの決断に陽川が応えた。初球を三塁線に転がしプロ6年目で初の犠打を記録。続く近本の劇打につなげた。
「準備はしてました。(プロ初犠打に)昨年は失敗(記録はファウル)してるんで、成功したのは初めてです。少ないチャンスなんで、自分のできる仕事をやっていきたい」
1点リードした9回の守備から一塁手として途中出場。1死三塁となり前進守備を敷いた。ベンチの思惑通り、代打雄平が放ったゴロを捕球後に本塁へ送球したが間に合わず、野選となって同点を許した。タイミング的にも難しい打球だったが、攻撃で「ミス」を挽回した。
矢野監督も「野選はあったけど完璧なバントをしてくれた。あれで流れがまた、こっちに来たね」と引きずることなく、1球で仕留めた打席での集中力を称えた。長打が持ち味の若虎が小技で存在感を発揮。ヒーローの影に隠れた脇役も連敗脱出に貢献した。(山本 浩之)
阪神虎@ck4vxk1061陽川尚将 プロ初犠打
2019/07/20 23:17:00
プロ初バント成功 https://t.co/bhKwZsPatk
@yakyuragu 渋いです