阪神は２８日、巨人戦（東京ドーム）に４―１６と大敗し、再び自力Ｖの可能性が消滅した。

　中１１日で先発した岩田稔投手（３５）が１点リードの初回、丸に適時打を許して追いつかれると、ゲレーロには満塁アーチを浴びて大量失点。中継ぎ陣も勢いづいたＧ打線を止められなかった。

　打線では、右上腕部に死球を受けた糸井嘉男外野手（３７）が治療のため、試合前に緊急帰阪。そんな非常事態の中、福留孝介外野手（４２）が２回に５号ソロを放ち史上４２人目となる通算１０００得点を達成したが、ほかに見せ場はほとんどなし。今季ワースト１６失点で敗戦に矢野監督燿大監督（５０）は「ヨーイドンで７点はしんど過ぎた。２つ取ったからこそ取りたい試合だった」と肩を落とすしかなかった。

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