「阪神－中日」（１日、甲子園球場）

　本拠地・甲子園球場がこの日、誕生９５周年を迎えた。カード勝ち越しを懸け、長期ロード前最後となる甲子園での一戦でもある。その節目のマウンドに藤浪が上がる。開幕から２軍調整を続け、チーム９８試合目での登板は自身最も遅い登板となる。

　登板前日に藤浪は「ヒットを打たれたり、四球を出したりはあると思う。苦しい場面はたくさんあるでしょうけど、粘り強く簡単につながれないように」と、どんな状況でも動じることなく自身の投球に集中する構えを示した。

　勝利投手になれば３０６日ぶり。甲子園最後の白星は１７年４月２７日のＤｅＮＡ戦で、甲子園での勝利投手になれば８２６日ぶりとなる。もがき続けた苦悩の末にたどり着いた１軍マウンド。最高の舞台で好投を披露し、チームとファンの期待に応えたい。

　前日の試合で２点しか奪えなかった打線は、福留がスタメンを外れ、注目の新外国人、ソラーテが「５番・左翼」で先発出場する。また糸原が「２番・二塁」、北條が「８番・遊撃」で名を連ねた。藤浪を楽にさせるためにも、早めに援護して主導権を握りたいところだ。

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