◇セ・リーグ 阪神―広島(2019年8月11日 京セラD)
プロ初勝利を狙い先発した阪神の高卒4年目・望月は、広島打線を抑えることができなかった。
立ち上がりは圧巻だった。先頭の西川を一ゴロに抑えると、菊池は152キロのストレートで見逃し三振。バティスタは153キロでまたも見逃し三振。球場がどよめくほどの豪球だった。2回に先頭の鈴木にこの試合初安打を許すと、四球、中前適時打で同点に追い付かれる。後続を断ち最少失点で踏ん張ったが、続く3回には鈴木の適時打で2点目を失った。
なんとか粘りを見せたかったが、5回。先頭・西川の飛球が左翼・高山、遊撃・北條の間にポトリと落ち、望月にとっては不運な二塁打で出塁されると、その後、松山、会沢に続けて適時打を許して4失点。5回を投げきる前に守屋との交代を告げられた。今季2度目の先発マウンドも、プロ初勝利を掴むことはできなかった。