
◇セ・リーグ 阪神3―6巨人(2019年8月18日 東京D)
完全に打ち取っていただけに、ダメージは大きかった。4回無死一塁で阿部の高く打ち上げた飛球が二塁ベース後方へ。二塁・糸原が背走しても捕れない…。記録は中前へのポテンと落ちた安打だが、中堅・近本には決して追いつけない打球ではなかった。
「見失ってしまいました。チームにも、(先発の)ガルシアにも申しわけないプレーでした」
アッパー気味のフルスイングに打球判断を見誤り、一歩目を後ろに下がってしまった。無死一、二塁とピンチは広がり、この回に決勝の先制点を献上する結果を招いた。
東京ドームのデーゲームでは、飛球が白っぽい天井と同化して見づらいとされる。とはいえ、前日17日も、そして7月27、28日にもフル出場しており言い訳にはできず、本人も認めるような「ミス」だった。
矢野監督からも「見えにくかったのはあるけど、みんな、その条件でやっているんやから、それを言い出したら」と猛省をうながされ、筒井外野守備走塁コーチからも「経験がないわけじゃないので、そこを注意していたのですが」と残念がられた。
打っても5打席凡退。先頭で回ってきた1、3、6回は一度も出塁できず、8回2死満塁でも二ゴロに終わった。攻守でまったくいいところなし。「まだ東京ドームでも試合はありますし、いろいろと試しながらやっていきたい」。9月15日、16日は東京ドームでデーゲーム2連戦。苦い経験を成長の糧とするしかない。
どんまい。→阪神・近本、痛恨拙守「見失った」 矢野監督「みんなその条件でやっている」 #阪神 #近本 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/08/19/kiji/20190819s00001173080000c.html …