中日OBで通算219勝投手のレジェンド左腕、山本昌氏(54)が1日、高知・安芸での阪神秋季キャンプで臨時コーチとして始動した。
前夜に開かれた講演会には選手、首脳陣、球団フロントらが全員参加。約1時間熱弁を振るった山本氏の“濃~いトーク”について、球団関係者は「さすが引き出しが多い」と感心しきり。そのテーマは「ムダの大切さ」だった。
プロ初勝利は5年目の1988年8月と長い時間を要した山本氏。一見地味な投内連携やキャッチボールを「おろそかにするな!」と説き、「それが生きるのは1年間に1試合かもしれないが、とっさのプレーに日々の積み重ねが出る。これを大事にしてほしい」と続けたという。
近年はインターネット、特に「ユーチューブ」など動画投稿サイトの普及で、米大リーグの一流選手のプレーやトレーニング法などを容易に把握できる。実際に活用している選手も多い。
山本氏は「そういう方法が自分に合うこともあるだろう」としながらも、知識に終わらせず、実践を重ねることの重要性を強調したという。
「毎年試行錯誤した積み重ねがあったから、50歳までプロ野球でプレーできた。技術や引き出しは現役最終年が最も多かった」
企業の新入社員向けの講演会では、電話番や定時前に出社して掃除することの意義を説き、「いつ、何が取引先や消費者とつながるか分からないから大切にしてほしい」と訴える山本氏。今回は若虎を相手に“応用”したといえる。
この日のブルペンでは、今季ついに0勝に終わった藤浪晋太郎投手(25)が山本氏からアドバイスを受けた。制球難克服が課題の藤浪は、球を離す際の手首の角度について「斬新な角度から意見をもらって参考になりすごく面白かった」。山本氏も悩める右腕を「(潜在能力は)ケタ違い。強烈だね。あれを100球のうち80球投げられれば絶対に完封する」と評した。
さらに福原、安藤両投手コーチはもちろん、矢野監督も自ら質問し「昌さんから学べることは多い。本当に来てもらってよかった」とうなずいた。講演会や野球教室、テレビ出演の合間をぬって約10日間開かれる“山本昌塾”。若虎は生かし切れるか。(山戸英州)
阪神秋季キャンプ臨時コーチ・山本昌氏のマサ道場大盛況(東スポWeb)
藤浪は人の話をあまり聞かないという噂を聞いた事があるがさすがに今回は危機感があるんじゃないか?
昌さんに執念いと言われるくらい沢山の事を聞いて学んで欲しい。
#藤浪晋太郎 #山本昌 #阪神 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191102-00000014-tospoweb-base …
昌さん、頼みますよ!
東海テレビニュース『「自分でも見てビックリした」中日OB山本昌さん“阪神”の帽子 臨時コーチとして藤浪らに熱血指導』 https://tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=103645&date=20191101 …