「阪神紅白戦、白組-紅組」(17日、安芸市営球場)
今キャンプ紅白戦第2ラウンドは、左腕対決からスタートした。白組先発は岩貞、紅組先発は高橋。共に無失点締めで、実りの安芸を“完結”させた。
先にマウンドへと向かった岩貞は、2回無安打無失点の快投アピールに成功。今キャンプでは下半身の張りを訴え、一時別メニューになったが、すぐに全体練習に復帰した。休日返上練習を行うなどし、「来年はローテを狙っていく立場。死に物狂いでつかむために、日々アピールをして準備を怠らないように」と話していた。
今キャンプのブルペンでは山本昌臨時コーチからスクリューボールの握りを教わり、投球の幅を広げるきっかけをつかんでいた。来季へとつながる24球。今季8試合のみの登板に終わった左腕が、最終実戦を笑顔で終えた。
また一方の高橋は、ボール先行気味の制球に苦しみながらも、2回1安打無失点。大山の好捕、左翼・梅野の本塁へのバズーカなど味方に助けられ、今季最終実戦を「0点」で締めくくった。