
阪神の西勇輝投手が20日、本来はシーズン開幕戦のはずだったヤクルトとの練習試合(神宮)に先発。3回で3失点を喫したが「新しく試すことができた」と開幕延期期間ならではの投球に終始し、収穫を得た。
初回を無失点で立ち上がったあと、2回先頭の塩見に許した右中間三塁打を起点に3点を失ったものの、「シーズンがはじまった時に失敗しないように、今のうちにトライすることが大事」と今までにない配球やモーションを試用し、引き出しを増やしにかかった。3回は先頭の青木に二塁打を浴びたが後続を3人で断ち、3回5安打3失点で登板を終えた。
開幕時期は未定で、目標設定が難しい期間が続くが、「成長できる時間にできれば。マイナス思考にならないように」と前向きに話した。(巻木 周平)