
「練習試合、ヤクルト-阪神」(21日、神宮球場)
開幕ローテ入りを狙う阪神・中田賢一投手が三回、打者一巡の猛攻を浴びて一挙に6点を失った。左翼サンズの緩慢な守備や、三塁大山の野選などもあったが、甘く入ったスライダーをことごとく痛打されるなど、登板3試合連続の失点となった。
この回、先頭の広岡に高めに浮いたスライダーを左翼スタンドに運ばれると、1死を挟んで渡辺の打球は左翼前の浅いフライに。守備位置を後方に取っていたサンズが、懸命に追走したものの間に合わず、さらに処理にも手間取って二進を許した。
続く西浦への四球を挟み、吉田の右前適時打で2点目。さらに、続く西田の三塁線の打球を捕球した大山が、本塁に送球も間に合わず野選で追加点を失った。村上の一塁強襲安打を挟み、塩見の2点中前適時打、雄平の中犠飛で計6失点となった。
前回14日のオリックス戦では、先発で5回を投げて4安打3失点。7日の日本ハム戦では3番手で3回を投げ、3安打3失点とアピール不足の投球内容が続いている。