
「練習試合・ヤクルト-阪神」(22日、神宮球場)
阪神の先発・青柳が4回を投げて2安打無失点の好投で、汚名返上に成功した。
初回は10球で3者凡退。二回1死は塩見に打ち取った高いバウンドの二ゴロを内野安打とされたが、エスコバーはスライダーで遊ゴロ併殺に打ち取った。
三回も2つの空振り三振を奪って三者凡退。四回1死は吉田成に左前にポテンヒットを許したが、坂口、村上をともに外野フライに仕留めた。
5三振のうち、課題の左打者から4三振を奪取。テンポもよく、二塁を踏ませず、50球で4回を投げ終えた。前回登板した15日・オリックス戦から見違えるような内容だった。
同戦は制球難から失点を重ねて、5回2/3を4安打8四死球4失点。矢野監督は15日の試合後に「だからこそ次の登板が大事になる。先発ローテだっていろんな人が今、いい状態で争っているのでね。青柳だって確約しているわけでも何でもないんで」。一旦は決定的になっていた開幕ローテ入りが危うくなっていたが、指揮官のゲキに応えるような力投で猛アピールした。