まばゆいカクテル光線に照らされ、白球がぐんぐん伸びた。今季の本拠地・甲子園開幕戦。均衡を破ったのは頼れる助っ人の一発だ。9日、巨人を本拠地に迎えた阪神・ボーアが先制の3号2ラン。ナインの大歓声をバックに、悠々とダイヤモンドを一周した。
「ガルシアや岩崎がゼロで抑えてくれていたので、なんとか援護したい気持ちでいっぱいだったよ。コンパクトにスイングした結果、ホームランになってくれてすごく興奮したし、ピッチャーに恩返しができてよかったね」
0-0で迎えた七回だった。先頭の大山がしぶとく右前に運び、無死一塁。カウント1-0からメルセデスの2球目の127キロスライダーを振り切った。打球はバックスクリーン右に飛び込む超特大アーチ。甲子園に渾身の“ファイアボール”が響き渡った。
4日の広島戦(マツダ)から、今季初の連勝で5カード連続のビジター戦を締めた。打線も15安打9得点、8安打8得点と、目覚めの気配を漂わせていた阪神打線だったが、この日は何度も苦杯をなめてきた難敵が立ちはだかった。
過去6度対戦し、一度も土をつけたことがない左腕・メルセデス。この日も140キロ後半の直球でコーナーをつかれ、バットが出ない。六回までに喫した三振は8個。得点圏に走者を進めることができず、チャンスすら作れなかった。
この日の試合前までの対戦防御率が1・02と、徹底的に抑えられてきたが、それはボーアのいなかった昨年までのこと。来日1号に続いて、B砲がまた、苦手とする左腕から大きな一撃を放った。ボーアは一回、二回と失策を犯し、“甲子園の洗礼”も味わったが、これでミスは帳消し。開幕カードで3連敗を喫した相手に、しっかりと借りを返した。
今季初の3連勝。10日からは、ファンが球場へと戻ってくる。ホームの後押しが色濃くなる有観客試合を前に、伝統の一戦でボーアが猛虎打線をさらに加速させた。
先制2ランを放った #ボーア 選手のコメントです!
「打ったのはスライダー。ガルシアや岩崎がゼロで抑えてくれていたので、なんとか援護したい気持ちでいっぱいだったよ。コンパクトにスイングした結果、ホームラン
になってくれてすごく興奮したし、ピッチャーに恩返しができてよかったね」
@HimejiTora819 キュン😆💕
コメントまで聖人なボーアさん。
#hanshin
ボーアさんのホームランコメントが良すぎて・・・
#阪神タイガース
#ジャスティンボーア
きてるねー! 阪神ボーアの2ランでG倒「ピッチャーに恩返しができてよかった」甲子園快幕(サンケイスポーツ)
#Yahooニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200709-00000625-sanspo-base …