
◇セ・リーグ 阪神2―1ヤクルト(2020年9月1日 甲子園)
試合を決めるのは、何も得点圏でだけとは限らない。得点圏打率リーグトップを誇る阪神・サンズが1―1の9回無死、走者なしでのひと振りで歓喜をもたらした。
「タイガースファンにもいい試合を見せたかったので、サヨナラホームランという形で恩返しができて良かったです。タイガースファン、オオキニ!」
今季チーム初のサヨナラ勝ちに、お立ち台では百点満点のリップサービス。虎党にはすっかりおなじみとなった両手を高速でひらひらさせる「ハッピーハンズ」ポーズでホームを踏み、歓喜のシャワーを浴びた。貯金2も最多。2戦連続となる左中間への13号サヨナラ弾だけでなく、この日の全打点をたたき出した4番の存在感は、日に日に増している。矢野監督は「本当に勝負強い打撃で打点を挙げてくれる打者。本当に頼りにしています」と全幅の信頼を置いていた。
阪神タイガース サンズ
「タイガースファン!オオキニ!!!」
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