<阪神5-4巨人>◇4日◇甲子園
大山の1発がG倒への号砲だった。両軍無得点の2回。先頭打者で巨人戸郷の外角高めスライダーを捉えた。「入ってくれ、と思って走っていた」。打球は風に乗って左翼スタンドへ。宿敵からの29イニングぶりの得点は、背番号3から生まれた。
前回は8月18~20日に東京ドームで対戦し、57年ぶりに巨人の本拠地で3連戦3完封負けの屈辱を味わった。大山にとって「伝統の一戦」今季初アーチで、巨人戦での0行進に終止符を打った。これで勢いに乗って2回は西勇のスクイズで加点し、6回はサンズの2ラン、小幡の適時打プラス大山の激走生還で3点を奪った。今季2戦で2勝を稼がれ、1点しか奪えていなかった戸郷を攻略した。矢野監督も「悠輔のホームランという形でリズムはできました」と納得顔だ。
大山は19年に並ぶ自己最多のシーズン14本目。「自分超え」に王手をかけたが「ホームランがすべてではない」と語ったことがある。「どういう形で打てたか、どういうスイングができたか。なんで打てたのか…。そういうことのほうがよっぽど大事」。今春キャンプから、練習試合や紅白戦、ケース打撃後さえも自分の打席を映像で見返してきた。打席で実際に感じたスイングと、外から見てみるスイングは一致しているのか。時には現代らしからぬ、動きを止めた写真を見つめて自己分析したこともあった。
結果がすべてではない。過程を大事にするからこそアーチは生まれる。「これで満足しているようでは…まだまだです。やっぱりレベルアップしていきたいのはずっと思っている。1本でも多く打つことを目標にしています」。飽くなき探求心の結晶が表れている。
チームは今季18度目、巨人戦に限ると19年8月31日(甲子園)以来約1年ぶりの2桁安打を放った。首位との差を詰めるチャンスの4連戦。まずは1点差で逃げ切り、初戦を勝った。大山は言う。「120試合の全部が大切。その中で勝ちもあれば負けもある。1試合1試合勝ちを積み重ねていくというところで、この1試合」。そのバットで逆転優勝の望みをつなげていく。【只松憲】
とらとらほ~🐯
巨人に勝利😍
苦手の戸郷投手から大山選手とサンズ選手ホームランを含む5得点😆糸原選手じゃなく、同期の小幡選手を起用した采配もハマりました❗️
先発の西投手も大切な試合でも期待を裏切らないナイスピッチングでした👏
明日も勝てますように🙏
大山選手のスカッと動画に願い込めよ https://t.co/vQcpXmmgKv
@TigersDreamlink 先制ホームランの大山。一回でも多く投げたかった西。決死の進塁、江越。一点でも多く取りたかったサンズ。気迫の豪速球で丸を三振にしたスアレス。戸郷に負けたくない小幡。猛虎魂を感じる一戦でした😍さぁ、藤浪、次は君の番だ🤨
この打席で14号ホームランの
大山選手! https://t.co/gsHOp1XG5O