
「阪神-広島」(12日、甲子園球場)
丁寧に、着実にアウトを積み重ねていく。自身5連勝を狙う阪神・秋山拓巳投手(29)が先発マウンドに上がった。五回までに3安打無失点と好投を続けており、抜群の安定感が際立っている。
立ち上がりから球数も少なくテンポのいい投球を続けた。初回は先頭のピレラを3球三振に抑えると、続く菊池涼を1球で三ゴロに。快調に飛ばす秋山は長野を右飛に抑え、7球で3人斬りだ。
3点のリードをもらった後もペースは崩さない。二回も三者凡退に抑えた。三回には遠藤、四回には長野、五回は田中広に安打で出塁を許したが、後続をしっかりと断ち切って得点を許さず。五回を終え、球数は56球。無四球と制球力も抜群で、完封ペースで投げ進めている。