
「広島-阪神」(6日、マツダスタジアム)
阪神の先発・青柳は対広島戦通算4試合目で自己最長の6回を投げ降板した。6回6安打1失点。苦手のカープ相手に毎回走者は出したが、粘りの投球を見せた。
初回、二回と得点圏に走者を許したが、後続を斬った。三回に2死一塁から鈴木誠の打球が左膝付近に直撃。右翼方向へ打球が弾み、糸井のカバーも遅かった。一走・田中広が一気に本塁生還。先制点を与えた。
患部を治療のため一度ベンチに下がったが、大事には至らずマウンドに戻った。四回は1死から安打を許したが、林を併殺打に斬り無失点。五回も2死から連打で一、三塁としたが、鈴木誠を見逃し三振に仕留めた。
同点となった六回。先頭・松山に中前打を浴びたが、ここも後続を打ち取った。七回の攻撃で代打を送られ交代。先発としての役割は果たした。
青柳はカープにとにかく相性が悪かった。今季は8月7日に先発。3回6失点と打ち込まれた。通算でも3試合勝ち星なしで、防御率は11・57。最長イニングは3回1/3で5回まで投げたことがなかった。
この日は持ち味の打たせて取る投球を披露した。最近4試合は全て黒星。打線の援護に恵まれず8月27日・中日戦以来の勝利とはならなかったが、次戦に期待が持てる内容だった。