
“テルミュージアム”の誕生だ! 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=と家族ぐるみで親交の深い高取君己(なおき)さん(48)が24日、自身が営むうどん屋「はづき」の一角にドラ1の記念品を展示していることを明かし、壮大な夢を語った。西宮のスターから、いずれは球界を代表するスラッガーへ-。輝く黄金伝説の軌跡を残していく。
◆親交あるうどん屋「はづき」にバットやグラブなどお宝ズラリ
扉を開けると、きれいに並べられたバットやグラブ、近大ユニホームが目に飛び込む。佐藤輝の地元・西宮市に店を構えるうどん屋「はづき」。その一角にある虎期待のドラ1の軌跡。店主の高取君己さんが、目を輝かせて思い出を語った。
「大学侍ジャパンのユニホームもあります。これは、関西学生リーグの通算13本塁打を打ったときのボールと写真です」
息子の真祥さんは佐藤輝と同学年で、ともに白球を追いかけた親友だ。少年野球は別チームだったが、君己さんは当時からひと際存在感を放つスラッガーに魅了された。以来、息子の試合がないときでも、佐藤輝が出場していれば、球場に足を運んでプレーをチェック。豪快なフルスイングからにじむ才能を誰よりも早く認めていた“最初のファン”だった。
◆記念品展示のきっかけは親友の父との約束
仁川学院高で、真祥さんと佐藤輝は運命的に再会し、チームメートとなる。佐藤輝が「活躍する土台となった」と語る肉体改造。君己さんがウエートトレーニングを行うジムを紹介した。記念品を展示するようになったのも、このとき交わした約束がきっかけだった。
「筋トレに連れていくときに『これでホームラン打てるようになったら、ボールを持ってきてよ』と。これが、その約束を果たしてくれたときのものです」
見つめたのは、佐藤輝が最初に持ってきたホームランボール。2019年4月14日の関学大戦で皇子山球場の場外まで飛ばした豪快な一発に、君己さんは「大学の公式戦で放ったベストホームランだと思っています」と目を細めた。
◆イチロー、松井ら名選手のように伝説残す
イチローや松井秀喜ら球界に名を残すレジェンドは、いずれも地元に大きなミュージアムが建設されている。君己さんは「いまはまだ考えていないですが、ゆくゆくはそういうもの(ミュージアム)もできたらいいですね」と笑った。西宮が生んだスター候補。ここから必ず伝説を残す。恩人は、期待をエールに込めた。
◆まだまだ発展途上、次はタイガースのユニホーム展示!?
「プロでしっかり活躍して、節目節目にまたお店に来てくれたら。今年のオフは、タイガースのユニホームを持ってきてくれたらうれしいな」
君己さんと佐藤輝の約束はまだまだ続く。輝かしい黄金伝説を残し、西宮にでっかいミュージアムを建てる。(原田遼太郎)
◆おなかが空いたら“サトウのごはん”「かつ丼」680円
佐藤輝が「はづき」を訪れた際、必ずといっていいほど注文するのが「かつ丼」(税込680円)。学生時代から佐藤輝のおなかを満たしてきた、まさに“サトウのごはん”だ。2月から始まる沖縄・宜野座の1軍キャンプへの参加も正式に決まり、君己さんは「けがをせず、普通にやれば力は発揮できる。頑張ってほしい」と願った。激しい競争にも、かつ丼パワーで必ず勝つ。
★お食事処 はづき 西宮市荒木町4-19。電話番号0798・65・7524(毎週木曜日は定休日)
地元・西宮の方々に元気を与えられる選手になってほしいですね!
西宮市出身の阪神D1・佐藤輝「感動や勇気を与えられたら」イチローやマー君のようになる! - SANSPO.COM https://www.sanspo.com/baseball/news/20210118/tig21011805030002-n1.html … @sanspocomより
阪神は21日、兵庫・西宮市の甲子園球場内で合同コーチ会議を開き、2月1日から沖縄・宜野座で行う1軍キャンプメンバー42選手を決定した。 ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)を始め、新人選手は9人中6人が1軍キャンプに決定。西純矢投… https://www.nikkansports.com/baseball/news/202101210000334.html … pic.twitter.com/7KaMHsRkLC
ドラ1佐藤輝明、阪神大震災の日にイチロー級の活躍誓う
1995年の阪神大震災から26年を迎えた17日、関西に本拠地を置くプロ野球球団が亡くなった6434人を追悼した。西宮市の鳴尾浜球場で、自主トレ開始前の午前9時半から藤原崇起オーナー兼球団社長や選手、スタッフら約1分間、黙とう。 pic.twitter.com/mSTRegM5cX





