
第93回選抜高等学校野球大会第6日、1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。中京大中京(愛知)は1回戦で初出場の専大松戸(千葉)に2-0で勝利。ドラフト候補の最速151キロ右腕、畔柳享丞投手(3年)が被安打6、12奪三振の力投で完封した。2回戦では天理(奈良)が高崎健康福祉大高崎(群馬)に4-0で快勝し、13年ぶりの8強入り。仙台育英(宮城)は神戸国際大付(兵庫)を13-5で下し、春夏の甲子園大会で通算50勝目。8年ぶりに準々決勝に進んだ。
◆「攻めの姿勢で」131球熱投
速いというより強い。球を受ける捕手のミットの重たい音が球場に響き渡る。畔柳は最後の打者を外角直球で見逃し三振に斬って取ると、笑顔でマウンドを駆け下りた。
「最初は力みがすごく、調子は良くなかったが、攻めの姿勢で投げた。三回からはしっかり自分の真っ直ぐが投げられた」
雨が降る悪条件の中、立ち上がりから球が高く、二回2死から専大松戸・加藤に中越えの特大三塁打を打たれた。
だが、真骨頂はここから。続く苅部の初球にこの日最速の147キロの直球を投げ込み、三振でピンチを切り抜けると、三回にかけて3者連続三振。尻上がりに調子を上げ、終わってみれば12奪三振。七回に櫛田のランニング本塁打で挙げた2点を守り抜き、6安打、2四死球、131球の完封劇で、チームを勝利に導いた。
◆高橋宏斗先輩の投球から学んだ
ピンチを力に変える姿は1学年上の絶対的エース、高橋宏斗(中日ドラフト1位)から学んだ。「宏斗さんのピンチのときのギアの上げ方を間近で見ていた。きょうもピンチを招いたが、しっかり抑えることができた」と胸を張る。
2日前の県岐阜商戦で今大会完封一番乗りを果たした市和歌山の最速152キロ右腕、小園健太(3年)の存在も発奮材料だ。「負けられない」と力を込める。
そんな畔柳について阪神・和田豊TA(テクニカルアドバイザー)は「真っすぐは強いし、キレがある。あれだけ目いっぱい腕を振るわりに、四球で崩れる感じが見受けられない」と評価。地元中日の米村明チーフスカウトも「ピンチになっても冷静で、真っすぐも変化球も低めに投げていた。今大会では小園と双璧でしょう」と絶賛した。
◆「一戦必勝」常総学院と2回戦へ
コロナ禍で春夏の甲子園大会が中止になった昨年、中京大中京は甲子園交流試合も含めて公式戦を28戦無敗で終えた。「きょうは先輩の分も腕を振った。一戦必勝で戦いたい」と畔柳。2回戦の相手は常総学院(茨城)。最強世代が果たせなかった夢の実現へ、豪腕が力強く突き進む。(月僧正弥)
阪神・畑山スカウトがセンバツを見て名前を挙げた選手
中京大中京・畔柳亨丞
市和歌山・小園健太
北海・木村大成
明徳義塾・代木大和
東海大相模・石田隼都
大阪桐蔭・松浦慶斗
市和歌山・松川虎生
智弁学園・前川右京
上田西・笹原操希
(日刊スポーツ) https://news.yahoo.co.jp/articles/de7b69e918768149a23bd966fa863d2f48f75389 …
@teru_hanshin 松浦くんの名前入ってるの嬉しい
>阪神・和田豊 初回から気持ちを入れて、真っすぐで全力投球できている。球が強いし切れもある。
スパイチュのコメントは今大会初かな?
中京大中京・畔柳にプロ熱視線「昨年の高橋宏斗に負けないぐらいの素質」「球が強いし切れもある」(スポニチアネックス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0634c64a6d67a77951c4e36d3d5c992b2f7cb719 …
中京大中京の畔柳のストレートと
三菱自動車 倉敷オーシャンズの
廣畑敦也の
ストレートの球質が瓜二つ
#ドラフト会議2021
中京大中京の畔柳くん。
あの真っ直ぐはたまらん。
高校生であの球を打つのはなかなか大変じゃないですかね。
大会が進んでもなお球威が落ちない体力が彼にあるならば、中京大中京が優勝に一番近いところにいそうだ。
@to_rinuke わいは相手の投手がイチオシだった





