◇セ・リーグ 阪神9-2DeNA(2022年5月14日 横浜)
阪神の佐藤輝と糸井の「近大コンビ」がそろって打点を挙げた。佐藤輝は初回、マルテの先制犠飛のあと、上茶谷から右翼線に二塁打を放ち、二塁走者の中野を本塁に迎え入れた。昨季さんざん苦しんだ内角高めの145キロ直球をとらえ、「しっかり狙いをつくって行っているのでいいかなと思う」と自分に及第点を与えた。
糸井は5回、4点差としてなおも2死二、三塁の場面で、右前に2点適時打。代わったばかりの三上の内角低め直球をはじき返した。「絶対にランナーを還す気持ちで打席に入った」。2人はそろって今季20打点とした。チームトップの数字だ。18年差の2人が、チームを引っ張っている。