＜ヤクルト5－6阪神＞◇2日◇神宮

　阪神青柳晃洋投手（29）が7勝目を挙げ、3年連続2桁勝利に望みをつないだ。「調子自体もいいとは言えない感覚でしたが、味方が逆転してくれてそのリードをなんとか守って、粘り強く投げることができたのかなと思います」と、3回の6点の大量援護を感謝した。初回にいきなり村上に右翼席へ特大の先制25号2ランを浴び、この日も立ち上がりに苦しんだ。村上には二塁打も許し、今季も9打数4安打、打率4割4分4厘、2本塁打、4打点と打ち込まれている。

　6回2死二塁、代打に左の川端を迎えたところで、左の島本と交代。2回以外は毎回走者を出しながらも、5回2／3、3失点と粘った。「結果的にチームが勝ったんで」と話すが、7月に戦列に戻った後は8試合で防御率は3・50とピリッとしないが、5勝1敗と白星は重ねている。

　岡田監督は今後について「分からん。まだ。明日天気悪いとかなあ。明日次第かも」と、話したが、あと3試合先発し3連勝すれば2桁にも届く。青柳は「状態もですが内容的にもしっかりとした投球ができるように頑張ります」と前を向く。エースに勝ち運が戻ってきた。【石橋隆雄】

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