大洋（現DeNA）、日本ハムで活躍した高木豊さんが29日、自身のYouTubeチャンネルに新規投稿。阪神のリーグ優勝に大きく貢献した村上頌樹投手の大ブレークの要因の一つに「魔球」の存在を挙げた。

　3年目の村上は今季、先発ローテーションに定着すると、プロ初勝利を含む2桁の10勝（6敗）をマーク。防御率1・75で最優秀防御率のタイトルを当確とし、新人王の有力候補にも挙がっている。

　昨季は1軍登板がなかった右腕の大躍進に、高木さんは「すごいな」とうなり、「現場の声を聞くと、確かに切れがいい。そんな特別に速いと感じないんだけども、切れがいいのとコントロールがいい」と村上の特長を紹介。さらに「それとジャイロボールみたいなのがあるらしい」と指摘。ドリルのような回転をするボールの存在を挙げ、「打者はボールの縫い目とかを見ているから、それで変化とかを感じ取って対応していくけど、いつ変化するんだと思ったら、そこからビューンと来るらしい。だから空振りが多い」と解説した。

　「（捕手の）要求に応えられるだけの村上の技術、気持ち、持っているボールもそうだけど、素晴らしいんだろうね。これは傍から見ていると分からないけども、打席に入るとよく分かるんだろうな」と絶賛した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/41c4bbdda0171a626ac4752bcce3c5be9c3bb92b