阪神は２５日、甲子園で全体練習を行い、２８日に開幕する日本シリーズへ向け、リリーフ陣がシート打撃で調整登板に臨んだ。岩貞、島本、桐敷、及川、岡留の５投手が打者６人ずつと対戦し、安打性は計１本のみ。自慢の中継ぎ陣が万全のデモンストレーションで好調維持をアピールした。

　最初にマウンドに上がった岩貞は、近本をいきなり３球三振。大山に中前打されたが、続く佐藤輝を空振り三振。ノイジーを二ゴロ併殺に打ち取り、わずか２０球で主力を料理した。左腕は「抑え方というか、早めにカウント作って、というところを意識しました。ボール球になったボールも、次につながるようなボール球が多かったので、継続していけたらと思います」と手応え。２番手の島本は３四球を出したが、２三振も奪うなど安打性はゼロだった。

　２４日に発表された井端ジャパンの侍メンバーに選出された桐敷、及川もともに２奪三振で安打性もなし。特に及川は森下、佐藤輝を力強い直球で見逃し三振に斬り「真っすぐは、ほぼ全球良かったと思うし、低めにも集まっていたと思います。日本シリーズで投げるのも初めてですし、緊張すると思いますけど、そこはもう、自信をもっていきたいなって思います」と力を込めた。ラストの岡留も無四球で６人を封じた。

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