<ヤクルト4-3阪神>◇6日◇神宮
投手陣と野手陣の信頼関係が崩壊しかねない。そんな心配がよぎる試合になってしまった。あまりに痛い2つの“タイムリーミス”が敗戦に直結したからだ。
ひとつ目は5回2死三塁のマルテ。ガルシアが青木を二ゴロに打ち取ってピンチ脱出かと思いきや、一塁のマルテが割り込むようにつかんでしまった。ああいう打球の場合、一塁手は一瞬右に動くが、「あっ、二ゴロだ」と判断してすぐ一塁に戻らないといけない。一塁セーフで記録はタイムリー内野安打。1点差に迫られた上、自責点になるのだから投手はたまらない。
ガルシアは一塁カバーでマルテの送球を素手キャッチしようとした際に、左手を痛めた影響があったのかも知れない。低めに決まっていたチェンジアップが初めて甘く入った。それが6回、中村に浴びた逆転2ランだった。ほぼ完璧だっただけに悔やまれる1球だ。
がっくりきているところで、ふたつ目のミスが出た。逆転を許した6回、なお2死一、二塁。遊撃糸原が広岡の正面のゴロをファンブルして2点差に広げられた。結果的にこの1点が重くのしかかる敗戦になった。言い訳できないエラーだけど気の毒な面もある。糸原の本職は二塁だが、ソラーテの加入で急きょ、ほとんど練習していない遊撃を守ることになったからだ。
阪神は得点力が低い分、投手力を前面に押し出して戦うチームだ。ただそれは安定した守備があって初めて成り立つ。ただ今季はエラーが多い上に、ソラーテの打撃を買った布陣により、センターラインの二遊間がひときわもろくなってしまった。打力を買ってソラーテとマルテを同時起用し続けるのか、二遊間を固めるために2人を一塁で併用するのかなど、ベンチは相当悩んでいると思う。試行錯誤中だろうが、現状はみんなが中ぶらりん。ただこのままでは、投手陣の気持ちが切れる可能性がある。
少し最後は詰まったのかなー。それともパワーがないのか。
糸原のエラーって学生でも取れるボールをエラーしてるし
今年の阪神のエラーは相手の得点に直結しすぎやし守備のレベルがかなり低い。
投手陣が可哀想。内野手でエラー少ない選手おらんのんちゃう?笑