阪神からドラフト1位指名された近大・佐藤輝明内野手(21)が27日、大阪市内の同校で矢野燿大監督(51)らの指名あいさつを受けた。
約40分の面談を終えた両者はテレビカメラ7台、約60人の報道陣の前で取材対応。指揮官の第一印象について、佐藤輝は「かっこいいですね」と笑顔。矢野監督はドラ1の印象を「鳴尾浜(のプロアマ交流戦)で見たことはありましたので。今日見ても体も大きいですし、スケールの大きさというのも直接会っても感じますね」と明かした。
前日26日のドラフト会議では、4球団競合の末に矢野監督がくじを引き当て、阪神が大学NO1スラッガーの抽選権を獲得。「もちろんホームラン王というのをね、狙うべき未来予想図に入ってると思いますけど、僕の中では彼にも伝えたんですけど『40(本塁打)・40(盗塁)』を、トリプルスリーの更に上を狙ってほしいし、誰も追いつかないようなところまで行ってもらえたらなという期待をしています」と白い歯を見せた。
「走攻守でスケールの大きい、球界を代表する選手になりたいと思います」と佐藤輝。同校OBの二岡智宏(現巨人3軍監督)が持っていた関西学生リーグ記録を更新する通算14本塁打を放っている即戦力ルーキーが入団へ。夢は膨らむばかりだ。
◆佐藤 輝明(さとう・てるあき)1999年3月13日、大阪・大東市生まれ。21歳。仁川学院高(兵庫)では甲子園出場なし。近大では2年春から3期連続ベストナインを受賞。2年秋、4年秋には最優秀選手。187センチ、94キロ。右投左打。