身長１８５センチ、体重１２０キロの巨漢で頭はド派手なタイガースカラーのドレッドヘア…。このご時世、見た目でどうこうはご法度なのだが、タダならぬ物騒系の印象は…やっぱりぬぐえない。数多くの助っ人を見てきた岡田彰布監督（６５）でさえ、今回は「風貌がすごいからびっくりしたわ！ベンチにおるだけでも迫力があるで。巨人のウォーカー以上や！」とやたら興奮していたほどだ。球団関係者の一人は「怒らせたらケンカも強そう。乱闘とかになったら頼りになるかも」と失礼ながら〝用心棒″としての期待も…。

しかし、この日の会見では風貌とは裏腹に「あいさつした阪神の選手から〝ミエちゃん〟と呼ばれたのが気に入りました」とおちゃめな一面をのぞかせ「実際はシャイでやさしい男なのかもしれない」（球団関係者）と周囲は一安心だった。

阪神では熾烈な競争が待ち受ける。「自信あるのはライトだが、レフトもやってきた。内野手の経験もある」と売り込むが、岡田監督の構想では同じ新助っ人のシェルドン・ノイジー外野手（２８）＝前アスレチックス３Ａ＝を左翼で優先起用する方針でいる。試合に出ないならキャラ的にもったいない気もするが、「１軍の戦力になるなら当然、枠に入れるよ」（岡田監督）とのこと。振り返れば今オフ、野球殿堂入りしたあのランディ・バース氏も入団当時は２番手扱い。その〝再来〟に今度こそ期待したいが…。
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一年ぶり23度目