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 「阪神3-3ヤクルト」(2日、甲子園球場)

 阪神は九回に2点差を追いつく執念ドロー。矢野監督はベンチ入り26人全員を起用する執念采配をみせた。

 粘りは見せた。矢野チルドレンも聖地で大暴れした。2点ビハインドの九回に梅野のタイムリーで1点差に。さらに2死一、二塁からプロ2年目の栄枝が代打でプロ初出場。矢野監督が現役時代につけていた背番号「39」を受け継いだ栄枝が右前への同点タイムリー。プロ初打席の大仕事で試合を振り出しに戻し延長戦に突入した。

 ただ、勝ちきれなかった。9番手・才木が延長十二回からの3イニングを無失点に抑えたが、打線が決勝点を奪えず延長12回の末、引き分けに終わった。

 誤算は1点リードの九回。マウンドは7番手・ケラー。この回先頭の松本友に四球、続くキブレハンに中前打を許すなどして迎えた1死一、二塁のピンチから宮本に中前への同点タイムリー。さらに、2死満塁から古賀に勝ち越しとなる遊撃への適時内野安打を許した。なおも続く2死満塁から8番手・小林が押し出しの四球で2点を勝ち越された。

 8回までは自慢の投手陣が光った。2019年度ドラフト1位で入団した西純が先発。直球を中心にスライダー、チェンジアップなどの組み立てで3回1安打無失点。3奪三振の好投が光った。

 両チーム無得点で迎えた四回には最優秀中継ぎ投手のタイトルを懸けて湯浅が2番手で登板。松本友、キブレハンを連続三振で封じるなど1回無失点。中日・ロドリゲスと45ホールドポイントで並びタイトル確定。新人王争いへもアピールした。

 一方の打線は六回に先制。高卒2年目の高寺が1軍戦での甲子園初安打となる左翼フェンス直撃の二塁打。その後、2死二、三塁から熊谷の三ゴロの間に1点をもぎとった。

 20年度ドラフト1位・佐藤輝は「6番・右翼」でスタメン出場して今季全試合出場。球団大卒2年目までの野手でシーズン全試合出場を記録したのは81年・岡田彰布、05年・鳥谷敬に続いて3人目だ。開幕4番でスタート。一時期、打撃に苦しんだ時期もあったが、シーズンを完走した。

 8日からCSファーストSが開幕。チームは横浜を舞台にDeNAと対決する。シーズン3位からの“逆転日本一”を目指す戦いが始まる。







阪神タイガース、最終戦引き分けでレギュラーシーズン全日程終了。思えば2022シーズン開幕がヤクルトで逆転負けから悪夢の開幕9連敗だったなぁ。最終戦もヤクルトで控え選手使い切って没収試合危機を凌いで延長戦引き分け。なんだかヤクルトに翻弄されたシーズンだったなwさぁ次はCSで下克上やったれ。  https://twitter.com/tigersdreamlink/status/1576501844100059136 





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