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阪神は28日から広島、中日と6連戦(ともに甲子園)に臨む。矢野燿大監督(52)は27日、50打席連続無安打の佐藤輝明内野手(22)について「底は抜けている」と復調を〝予言〟。優勝争いから抜け出すために「打線で勝つ試合をつくっていかないと」と打ち勝つことを誓った。黄金ルーキーが猛虎打線復活の起爆剤となる。

この男の復活が、残り23試合を戦う虎の攻撃力を何倍にも、何十倍にも引き上げてくれる。矢野監督が、不振にあえいできた佐藤輝の上がり目を〝予言〟した。疲弊気味の投手陣を救い、悲願のVへチームを押し上げる。そのキーマンが、怪物新人だ。

「まずは一本、あいつ自身のいい形で。しっかり打ったというものが出てくると、何かきっかけになり得る可能性はある。底は抜けていると思う」

2軍での再調整をへて、黄金ルーキーは23日に1軍に再昇格。現在は50打席連続無安打で2リーグ制となった1950年以降のセ・リーグ野手ワーストを更新したが、虎将は〝どん底〟とみていない。25日の巨人戦(東京ドーム)では第1打席で菅野から8月28日の広島戦(マツダ)以来出場10試合、実に21打席ぶりに四球をもぎとり、翌日は2四球を選んだ。

「何でもかんでもというか、追っかけていないところは、いい部分で、打てる球をしっかりとらえていくっていうところが、まだファウルになったりする部分はあるんで」

最大の魅力であるフルスイングが裏目に出て粗さが目立ち、ボール球に手を出してバットが空を切る悪循環を抜け出しつつある。前日26日は八回の最終打席でセンターへライナー性の鋭い打球を飛ばした。あとはHランプを灯すだけ。そこから一気に上昇気流をつかむ。

佐藤輝の復調は打線を〝点から線〟にし、波状攻撃を仕掛ける起爆剤になる。「投手で勝っていきながらでも、打線で勝つっていう試合をつくっていかないと、なかなか頭ひとつ抜け出るというところにはなりにくいんで」。矢野監督は勝負の秋へ、野手陣の奮起を促した。

3月の開幕から3カ月連続で4点台をキープしてきた1試合平均得点も、チームの月別打率が下がり始めた6月(同・248)、7月(同・234)は3点台に落ち込んだ。8月は4点台と盛り返したが、今月は再び3点台で打率・230。最多21あった貯金を13まで減らしたこともあった。「接戦、接戦では、投手にプレッシャーがかかり過ぎるんで、そのバランスがやっぱりこれからできたら」。先発、中継ぎ陣への負担軽減のためにも、シーズン序盤のような猛虎打線が必要だ。

2人で計46盗塁の近本、中野の1、2番コンビは好調をキープ。3番以降でなかなか2人をかえせない試合が続いていたが、最近6試合で5打点のマルテや24日の巨人戦で九回に同点打を放ったサンズに勝負強さが戻ってきた。となると、あとは佐藤輝だけ。まずは28日からの広島戦で長いトンネルを抜け出す大爆発が見たい。

「何かきっかけをつかむ3連戦にできたらなと思います」

打ち勝つ戦いを目指す矢野監督は期待を込めた。佐藤輝のアーチから、首位奪回への道を切り開く。(新里公章)




矢野監督から、優勝します😊 選手から、監督を胴上げします😊って言ってくれるのは嬉しい😆期待しかないから大連勝して、ツバメを蹴落として😊西勇輝、サンズ、佐藤の復活を❗️❗️ もうそろそろ仕事をして😢 西は打力の低いチームに当てた方が良い😢



ヤクルト10連戦負け無しでも、未だゲーム差無しとも言える。チームのバイオリズム的にも好調が続くにも限りがある。 阪神はバイオリズム的に、佐藤輝、サンズがそろそろ好調になる頃と思いたい。


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